僕らの現実非日常?

誰かこのロマンティックを止めてくれ

地球上で最も頭の良い生き物

人間、地球上で最も頭の良い生き物だ。頭が良いが故に、時にミスをする。そしてそれを怒ったり、あるいはミスをして恥ずかしがるという感情も持ち合わせている。そう、我々こそが地球上で最も頭の良い生き物なのだ。耕平(みつを風に)

 

出発の電車の時間を友一に、駅に着く時間をりょうがに送る。今日は夜ご飯を食べに行く予定だ。友一と共に電車へ乗り、りょうがの職場の最寄駅で下車し、そこからりょうがの車に乗るという作戦。至ってシンプルな作戦だ。

俺と友一は同じ町に住むが、最寄の駅は1つ違う。友一が電車に乗り、5分ほどかけて着く駅が俺の最寄駅である。

当日、電車の時間の20分前に家を出る。最寄り駅と言っても、家からの距離は結構遠い。長風呂をした後であったが、ここ1番の寒さであるとテレビでおじさんが言っていたため、体温に惑わされずしっかりと服を着込む。電車の時間まで残り10分になった頃、友一からLINEが来る。


友一「ごめん!1本遅れそう!」


出たよ。10回中10回は必ず電車に遅れる男友一。友一からすれば電車までの時間はあと5分。しかし5分あればなんとかなるものだろう。


耕平「走れ」


友一「それは無理」


耕平「なんでだよ!」


念のために次の電車の時間を調べる。頭が良い生き物は調べることができる。次の電車だと結構間が空き、最終的にりょうがとの待ち合わせに20分の遅れが生じる。すでに俺は空腹で、仕事終わりのりょうがももちろん空腹だろう。空腹時の20分はとてもとても長い。


耕平「走れ!」


友一「無理だよ。お腹ペコペコだもん!」


だからこそ走るんだって。まったくお腹が減って力が出ないなんてどこのアンパン野郎だよ。そんなんだからうちの猫に顔の上で寝られるんだよ。


耕平「わかったよ。りょうがに遅れること言っとけ」

 

友一が遅れることは別に珍しいことではない。むしろ時間通りに来る方が珍しい。携帯をポケットに入れ、歩くことに集中する。歩きスマホは危ないからな。

 

駅まで残り10分ほどのところまでやってきた。そこで友一からLINEがくる。

 

友一「乗れたよ!」

 

なんだよ、結局乗れたのかよ騒がしいやつだな。しかし友一が時間通り、電車に乗れたのならば、予定通りだ。安心するのもつかの間、ふと考える。頭の良い生き物は考えることができる。

俺が今いる場所から駅までは、およそ10分。友一が電車に乗ったってことは、その電車はあと5分で俺の最寄り駅に到着する。つまり、

 

 

耕平「ごめん!1本遅れるかも」

 

友一「走れ!」

 

耕平「無理だよお腹空いてるもん」

 

 

頭の良い生き物は、疑問を持つことができる。

 

 地球上で最も頭の良い生き物って本当に人間なのだろうか。