僕らの現実非日常?

誰かこのロマンティックを止めてくれ

12月といえばクリスマス?ノンノン

12月ですね。12月と言えば、やはり俺の誕生日。11月〜12月にかけて俺たちは誕生日ラッシュに突入する。

 

ちなみにもうすでに誕生日を終えたりょうがと池田は、友一から干物のキーホルダーをもらっていた。おそろいの。俺はね、パソコン欲しい。ぜひ、買ってほしい。友一に頼んでみようかな・・・。パソコンのキーホルダー探しそうだよね彼。

 

f:id:catastrophe127:20171201143951j:plain

撮影者:池田プロ



うん、きゅーと。とっても。
これを渡した時、"りょうがに誕生日プレゼント渡したのは20歳の時以来だね!"と言っていた。その20歳の時のことを書こうかと思う。

 

――

りょうがにプレゼントを渡しに行くから泰一の家に集合、と翔平から連絡が来た。泰一の家に到着すると、すでにプレゼントは準備されていたようで、大きい紙袋をガムテープで巻いた、爆弾のようなものがそこにあった。


友一「よし!じゃあ向かおう!」


車に乗り込みりょうがの家に向かう。もちろん俺は中身を知らない。


耕平「何入ってるの?」


翔平「なんかね、りょうがは質より量だろって話になって、色々」


耕平「そりゃ随分と豪華な話だな」


友一「いつもお世話になってるからね!」


大事そうに紙袋を抱えて、泰一に何度も"注意して運転して!"と叫ぶ友一。そんなこんなでりょうがの家に到着する。


部屋へ通され、早速プレゼントを渡す。


友一「はい!これ俺たちから」


良くも悪くも"俺たち"とつけた。中身次第だな。


りょうが「おお!なんだ!ミキサーか!?」


何でミキサーが出てきたのかはわからないが、とりあえず喜んでるようだ。


友一「最初に言っておくね。みんなで話したんだけど、りょうがの欲しいものはわからなかった。だから、これは俺たちからの気持ち」


らしくない友一を見て、なんだか微笑ましくなる。泰一や翔平も無言だが、俺と同じことを思っているだろう。そして、受け取るりょうがも照れ臭そうにしている。


友一「さぁ!開けて!」


りょうが「おう!」


友達というものはいいな。同意を求めて翔平に目をやると、何やらニヤニヤしている。俺だけに聞こえる声でつぶやく。


翔平「俺は知らないからな・・・」


どういうことなんだ・・・?


りょうがは既に袋に手を入れ、物色している。そして1つ目のプレゼントを取り出した。


友一「エントリーナンバー1番!飲みかけの水!」


耕平「・・・」


翔平「っく・・・w」


りょうが「・・・」


空気がしらける。


りょうが「まぁ、まぁ最初はこんなもんだよな!」


友一「そうだよ!まだまだあるからね!」


2つ目のプレゼントを取り出す。


友一「エントリーナンバー2番!さっきまで食べてたけど不味かったからとりあえず入れた、食べかけのお菓子!」


耕平「おいとりあえずって言ってるじゃねーか」


りょうが「俺の口には合うかもしれないな!」


翔平「意外と喜んでるし」


どんどん出てくる。本当にたくさん入っているようだ。


友一「エントリーナンバー3番。犯されてしまった六十路妻たち!」


耕平「もっとマシなエロ本あっただろ」


りょうが「なんかいいな!(ぽいっ)」


翔平「ちょっと投げないであげて」


友一「エントリーナンバー4番。ラミレート加工した泰一の髪の毛!」


耕平「地球上の誰も喜ばねーよ」


りょうが「な、なるほどな!」


翔平「困ってるぞ」


友一「エントリーナンバー5番。泰一の車に落ちてたポップコーン!」


耕平「もうただのゴミじゃん」


りょうが「これは、嬉しい方だな!」


翔平「ポジティブかよ」


友一「エントリーナンバー6番。のど飴!」


りょうが「おお、普通のきた」


耕平「のど飴以外今のところゴミだな」


友一「エントリーナンバー7番。ラミレート加工した泰一の髪の毛!」


耕平「何個あるんだよ」


友一「エントリーナンバー8番。耕平の写真集!」


耕平「え?」


りょうが「いやいらねーよ」


耕平「もっといらないのたくさんあったでしょ!?てか何俺の写真集って俺が1番気にな」


友一「エントリーナンバー9番。のどごし生6缶!これは泰一の母親からのプレゼントだよ!」


りょうが「20歳の誕生日らしいな!お前らはまだ買えないもんな」


全て出し終えたようで、ゴミ箱を近くに持ってくる。どう考えてものど飴とのどごし生と俺の写真集以外はゴミだ。


のどごし生とのど飴以外をゴミ箱に入れる。おい。


泰一がカメラで動画を撮影していたようで、翔平と泰一はそれを見て笑っている。


友一「そして最後に」


そう言うと、カバンから小さな箱を取り出した。


友一「はい!20歳おめでとう!」


翔平と泰一も一旦動画を見るのをやめ、注目している。


りょうが「これは・・・」


友一以外これは知らなかったようで、2人も驚いている。敵を欺く前に、まず味方からと言うものだろうか。


19歳から20歳、大人への一歩。他の誕生日とは違う、ちょっとだけ特別な誕生日。もしかしたら友一はちょっとだけ特別な演出をしたかったのかもしれない。


泰一「おめでとう」


翔平「おめでとう!」


仲間に祝福され、特別な演出をされ、きっと良い誕生日になった。


耕平「おめでとう」


りょうが「ありがとよ!」


箱を受け取り、開けるりょうが。さぁ、先に大人になってくれ。俺たちもすぐ追いかけるから。

 

りょうが「これは・・・!!」

 

友一「エントリーナンバー10番。ラミレート加工した泰一の髪の毛!10本セット!」