僕らの現実非日常?

誰かこのロマンティックを止めてくれ

お願い。言って。

 

あれからだいぶ日が経った。確か第一弾は着替える時に寒がりながら着替えた覚えがある。

 

catastrophe127.hatenablog.jp

 

どうやら3月の話のようだ。この時は適当に写真で遊んでいた結果、いつの間にかシャツになっていた。で、実際に仕上がった時の感想はみんな予想以上の出来と褒めていた。それはとてもいいことだな。実用性がなければ作った意味がないしな。

 

と、書きつつもここだけの話、俺は着ていない。そりゃそうでしょ。友一の顔が印刷されたシャツなんて死んでも着たくない。俺が死んで火葬される時も一緒に燃やしてほしくない。分別してほしい。有害物質だ。

 

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でも、仕舞うのも可哀想だから毎日出かける時に”行ってきます”は言えるようにしてる。これが俺の思いやりだ。

 

さり気なく、みんなにシャツを着ているか聞く。

 

池田「着てるに決まってるじゃん!」

 

そう言う池田はシャツをデザイン、作成まで行った張本人。そりゃ1番着てもらわなければ困る人だ。写真が送られてくる。

 

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あぁ、これ着てないやつだ。俺と同じポジショニングしてやがる。人間、服を着る時はクローゼットから服を出す。これは絶対に着ないパターンだ。扉に手をかける時は、着替える時ではなく、着替え終わって出かける時だ。

 

りょうが「着てるに決まってるだろ!!」

 

なんだかんだでシャツを見た時に1番喜んでいたのは彼だった。デザインの趣向は人それぞれ。りょうがにとっては好みだったのかもしれない。写真が送られてくる。

 

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着てないでしょ。着てる形跡ないでしょ。むしろ着るより気持ち悪い使い方だぞそれ。

 

友一「着てるさそりゃ!」

 

ここまでの流れからして、友一は着なければならない。自分の顔が印刷されたシャツだ。友達にこのような扱いを受けている以上、自分で着るしか自分の顔のシャツの価値を上げることはできない。写真が送られてくる。

 

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もう、使ってないじゃん。

 

と、このようにどうやら第一弾の実用性は皆無のようだ・・・。だが池田は言った。

 

池田「1回目から成功できるなんて思っていない」

 

そう。前向きに捉えていた。1回目は確かにだいぶ適当だった。デザインから注文まで10分くらいしか経っていない。

 

 

池田「ということで、第二弾のデザインの会議を行う」

 

集められたメンバーは俺とりょうが。洋服が好きな翔平を呼ぶべきじゃないかと思ったが、翔平にはセンスはあるが、想像力がかけている。

 

池田「1回目のでわかったことは、色は何色使っても値段は変わらない」

 

耕平「なるほど。カラフルにできるな」

 

池田「そうだ。ベースはすでに作ってある。あとはそのベースをカラフルに作っていこうかと思っている」

 

準備がよろしい。相当気合が入っているようだ。

 

りょうが「かっこいいので頼むよ!」

 

池田「当たり前だ」

 

そう言い、ベースとなるデザインが送られてくる。

 

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耕平「意味わかんねーよw」

 

池田「まず、こいつが着ているシャツを見てくれ」

 

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りょうが「まさか・・・!そういうことか!!」

 

池田「さすが。気づいたか」

 

耕平「え、なに?どういうこと?」

 

池田「さぁ、ここからお前らの想像力で育ててくれ」

 

耕平「いや、どういうこと?」

 

これで良いんじゃないか?良くはないか。多分着ないし、今回に関して言えば買うかもわからないデザインだ。ここからどうなってもかっこよくはならないだろう。

 

りょうが「手始めにだが、こんな感じでどうだ?テーマに沿ってカラフルに」

 

カラフルってお前、友一の顔を虹色に塗るつもりか?

 

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耕平「赤一色やん。しかもたけーよ。どこのメーカーのシャツだよ」

 

池田「カラフル、お前まさか・・・そういうことか!」

 

耕平「カラフル、ってお前が言ったんじゃん。なんでまさか!ってなるんだよ」

 

りょうが「そうだ!わかったようだな!」

 

耕平「だからなにがだよ!!」

 

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耕平「いや安いわ!どう見てもズボンのがたけーだろ!何古着MIXでコーデ作ってんだよ」

 

池田「さらに俺のターン!」

 

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耕平「もうごちゃごちゃやん。安物集めたバイキングみたいになってるやん。シャツは高いけど」

 

りょうが「さすが池田!だが、少し物足りない、そう思わないか?」

 

耕平「思わない。全然思わない」

 

池田「確かに、インパクトが少し足りないな」

 

耕平「インパクトしかねーよ。ご飯がおかず状態だよ」

 

ここまで散らかしておいてまだ足りないと言う。だったらベースのまま、何もいじらない方が良かったのではないだろうか。

 

りょうが「なぁ、耕平、池田」

 

池田「なんだ?」

 

りょうが「俺達にとってのインパクト、なんだかわかるよな」

 

池田「お前まさか・・・!!!」

 

耕平「わかんねーし!さっきから伏線多すぎ!そもそもお前らわかり合ってるのかよ!」

 

りょうが「これで完成だ」

 

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池田「・・・素晴らしい!!!」

 

耕平「ねえお前ら、これ着るの?」

 

池田りょうが「着るわけねーだろ!!」

 

もし、古着屋でこの顔を見つけたら110番する前に、俺に教えてください。