僕らの現実非日常?

こーへえと仲間たちの日常

最大威力の技”だいばくはつ”

 

無言が続く車内。

池田との休みが合い、久しぶりに出かけることになった。途中、お昼ご飯をじゃんけんで負けたやつのおごりにしようぜ、と、りょうがが提案し、見事にりょうがが負ける。そして機嫌を悪くするりょうがであった。

 

ちょっと休憩するか。そう言い、コンビニに車を停める。池田がかごを持ち、各々飲み物をかごに入れる。今朝、雲マークのない天気予報を見たはずだが、今にも雨が降りそうな空だ。そんなもんで、遊びに行くには最悪とは言わずとも良くはない天気。

 

池田「なんか、雨降りそうだよな。予報は晴れだったのに」

 

お前のせいだけどな。実は影で雨男と言われている池田。本人は気づいていないような調子で続ける。

 

池田「おいおい俺らの中に雨男いるんじゃねーか?」

 

だからお前だって。松井と言えば秀喜、中村と言えば俊輔、雨男と言えば池田。これ日本の3大常識だから。そうは言いつつも、中々休みが合わない池田を含め久しぶりの外出。お前が雨男だ、と言うのは失礼だ。雨男に悪い意味合いがあるとは思わないが、今日に関して言えば悪口と何ら変わらない言葉だ。なにせ天気が悪い中の外出なわけだから。

りょうがを見ると、もう表情で語ってる。お前が雨男だろ。そう表情で言ってる。そんな顔するな、もう機嫌直して話題を変えろ。そうテレパシーで送る。なんとか成功したようで、話し始める。

 

りょうが「あ!雨男と言えばなんだけどよ」

 

池田「なんだ?」

 

脳天気な顔で返事をする池田に何かを思い出したかのようにりょうがが続ける。

 

りょうが「池田と出掛ける時っていつも天気悪いよな!!」

 

話題変えるどころか結論出ちゃってるし。ものすごく攻撃態勢で仕掛けてるし。もう俺の頭の中でポケモンの戦闘シーンのBGMが流れちゃう。たんぱんこぞうりょうがが勝負を仕掛けてきたと言わんばかりに。もうまさにじゃんけんで負けたやつあたり

そんなりょうがに反撃するように、池田がニヤつき反論する。

 

池田「確かにりょうがと出掛ける時いつも天気悪いよな」

 

池田の言った言葉意味がわかったのか、りょうがにダメージが入る。こうかは ばつぐんだ!もう瀕死間際。例えるならきあいのタスキで耐えたとかそのレベル。例えないなら言葉の数が足りなくて反論する言葉を持ってない。そんなりょうがを見て、恐らく池田の反撃の意味がわからなかったであろう友一が笑いながら普通の意見を言う。自分の思っていること何にも包まず、普通に。

 

友一「ははは!だって池田雨男なんだから当然じゃんwww」

 

池田無念。ゴーストタイプノーマルタイプの技を使ってしまったようだ。こうかが ない みたいだ・・・

さてどうしたものか。視線が俺に集まる。そりゃそうだ。順番的には俺が攻撃の番だ。自ら提案し、おごる羽目になった挙句機嫌を損ねるりょうがと、自分が雨男なのにもかかわらずりょうがを煽る池田。そしてこの状況を全く把握していないであろうバカな友一。全くお前ら2才児かよ。そう言ったら2才児に失礼だ。

しかしこのバカどもの中で1番素早さが遅いっていうのもなんか癪だな。と、思いつつも仕方がない。もう本音、どうでもいい。と言いつつも、池田に3人で攻撃をするほど俺は卑怯になりたくない。だからと言って雨男張本人のくせに、それに気づかず煽っているやつの味方に付くのも嫌な話だ。それならばここはどっちの味方につかないのが得策だ。そこまで整理してから発言をする。素早さが遅いなら攻撃力で勝負だ。この場にいる全員倒せるほどの攻撃力。

 

耕平「雨男?」

 

りょうが「ああ、そうだ」

 

耕平「俺だけど」

 

だいばくはつ!!

 

原点のノーマルタイプにしてポケモン界で最大威力の技。確かにこれで俺は力尽きてしまう。しかし、このくだらない戦いに終止符を打つことができる。よほどのことがない限り、このだいばくはつでダメージを受けないやつはいない。勝負は引き分けだが、内容は俺の圧勝だろう。フンッと鼻で笑い、顔を上げる。どうだ。これが俺の必殺技だ。

ここでのだいばくはつの概要はこうだ。自分で仕掛けた賭けに負けて機嫌を損ねるな。男ならそれを受け入れて生きていけ。そして雨男よ。まずは自分が雨男ということに気づけ。そして煽るな。最後にバカはバカらしく黙っていろ。以上。それ以上俺は何も言わない。いや、言えない(瀕死になるから。)

 

だいばくはつ。これで無にしよう。今日も楽しく1日やろうぜ。みんなで1回リセットしてげんきのかたまり使おうぜ。

 

池田「やっぱりお前かよ」

 

りょうが「じゃあ晩飯は耕平のおごりな!」

 

友一「ははは!きも!」

 

お前ら全員ゴーストタイプだったのね!!

 

 

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