僕らの現実非日常?

誰かこのロマンティックを止めてくれ

当然のこと

こんにちは。暖かくなってきましたね。昨日はなんと20度を超えたらしいです。春が「こんにちは~」って、感じで顔を出してきましたね。ちょっと意味が分かりませんね。

さて、春と言えば、なんて切り口で進むブログではありません。俺は小学生の頃、よく母親に「主語がない!」だの「どこに行くの!?」だの「誰と行くの!?」だの「お前はバカか!」と、さんざん言われて育った。という話から始まります。誰とどこへ、何しに行くか。なるほど、自分にもし子供がいるのならば気に掛けるかもしれない。それは子供が心配である、それももちろんあるが、向こうの両親に迷惑が掛からないだろうか、とか大人になった今なら考える。

 

そして大人になった俺は、同じく大人になった翔平、池田と運転手のジョン(仮名)が走らせる車に乗っている。このジョンという男は有名人なので仮名を使わせてもらう。俺の友達の1人だ。もちろん俺だけでなく池田や翔平、その他の奴らともそれなりに仲が良い。それなりにな。

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目的地は栃木である。宇都宮だ。宇都宮へ餃子を食べに行こうということらしい。らしいというのは俺は車に乗るまでは富士サファリパークへ行くと聞かされていたからだ。

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現に数日前、池田と翔平とこのようなやり取りをしている。

 

ここまで、俺は誰とどこへ、何しに行くかを説明した。池田、翔平、ジョンと宇都宮へ、餃子を食べに行く。と。

 

もう少しで宇都宮に到着するというタイミングで池田が言う。

 

池田「なんか腹減ったな」

 

耕平「俺もだ」

 

池田「なんか食ってかね?」

 

衝撃的な提案をする池田に動揺が隠し切れない俺。

 

耕平「え、いやさ、餃子食うんでしょ?」

 

池田「夜食えばええやん」

 

翔平「そうだね!俺ラーメン食べたい」

 

耕平「頭おかしいんじゃねーの?」

 

俺は運転するジョンに同意を求める。

 

ジョン「I also want to eat ramen」

 

耕平「お前もラーメン食べたいのかよ」

 

こうして俺たちは適当なラーメン屋へ入り、昼食をとることにした。ついでと言わんばかりに餃子を頼む。宇都宮の餃子を食べる前に、普通の餃子を食べる。それにより、宇都宮の餃子のすごさ、美味さをより鮮明に感じることができると池田が言う。確かにそうだな、そう翔平が言い、みんなで餃子を一口食べる。

 

 

 

 

 

一同「うめえ」

 

寄り道をしながら宇都宮へ到着する。適当にふらふらと観光をする。

 

ジョン「I want to sunlight!」

 

耕平「サンライト?What?」

 

池田「日光じゃね」

 

耕平「日光って言えよ!!」

 

翔平「日光は少し遠いね」

 

ジョン「Is only me...ok?」

 

耕平「歩いて行け」

 

友一とりょうががいないだけマシである。4人でのんびりと過ごしていると、いよいよ旅の目的である晩御飯の話が出る。夜だし、せっかくなら1杯引っかけようと言う提案に、ジョン以外賛成する。すまんなジョン。運転は任せた。

 

俺たちは池田(料理人)に晩御飯を任せ、適当に会話をする。

 

耕平「There is no sea in Tochigi」

 

ジョン「I know that!」

 

耕平「こいつ栃木に海ないこと知ってるんだけど」

 

翔平「当然でしょ」

 

耕平「そんなもん?」

 

目的地が決まったようで池田ナビの元、車を走らせる。思ったほど田舎ってわけでもない。底の底、というか田舎の中の田舎を見たことがあるために、この程度なら普通だろうと率直に思う。店内に入り、座敷に案内される。少し違和感を感じつつも席へ着き、タバコを吸おうとする。しかし全室禁煙だったために仕方なく外へ。

 

池田「飲み物頼んどくよ」

 

耕平「さんきゅう。ビールで」

 

違和感を感じながらタバコを吸い、空を見上げる。どこにいても大して変わらない景色。それが空。当然のことだ。そう、当然。いつものように前の日からしっかりと計画を立てる。そして当然のように計画通りの行動をしない。俺たちの日常だ。せっかくだしりょうがと友一にも餃子買っててやるか。あ、泰一もだな忘れてた。そんなことを思いながらタバコを吸う。

 

座敷に戻るとすでに飲み物といくつか料理が用意されている。

 

池田「おせーぞ。乾杯すんぞ」

 

耕平「・・・おう」

 

俺は料理を目の前に言葉を失う。

 

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そうだよな。餃子食べるようなお店にでっかい水槽なんてないよな。違和感ってレベルじゃないよな。うん。

 

池田「さぁ乾杯しよう」

 

翔平「・・・うん」

 

耕平「・・・あぁ」

 

ジョン「KANPAI!!!!!YEAH!!!」

 

乾杯を済ませ、刺身を箸でつまむ。先ほど翔平とジョンと海がないと話をしていたばかりなのに、まさか海の幸を食べることになるとは。少し不安に思いつつも、一斉に刺身を口へ入れる。

 

 

 

 

 

一同「うめえ」

 

次々と出される料理(魚)たち。

 

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ジョン「Very delicious!!!」

 

程よく酔い、店を後に。海がないからと不安に思っていたが、普通に考えればそんなの関係ないしな。

 

こうして俺たちの日帰り旅行は幕を閉じた。

 

動物園に行く予定から餃子を食べるという予定に急遽変わったのに、餃子を食べないというオチだ。

車内で話をしながらコンビニへ寄る。コーヒーを買い、外で他のメンバーを待っているとニコニコしながら3人仲良く店を出てくる。気持ちが悪い光景だ。

 

池田「おいおい、忘れるところだったぜ」

 

翔平「ね!思い出してよかったよ!」

 

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耕平「・・・やっぱり頭おかしいんじゃねーの?」

 

俺は一緒にいるジョンに同意を求める。

 

ジョン「でもせっかく宇都宮来たんだから餃子は買うべきでしょ」

 

 

耕平「何お前日本語ペラペラやん」

 

ジョン「当然さ。日本人だもん」

 

俺はこの日、池田と翔平、そしてジョン(日本人)とともに宇都宮へ行き、セブンイレブンの餃子を買って帰った。

 

おしまい