僕らの現実非日常?

誰かこのロマンティックを止めてくれ

いざ、新メニューを食べに!

俺がその店に初めて行ったのは、中学生の頃。母親と映画を観に行った帰りに寄った新しくできたラーメン屋だ。母親に連れられ、ガキの頃からいろいろなラーメン屋に行った。ラーメン通ってわけではないが、外食と言ったらラーメンじゃない?みたいな家の風潮があった。

醤油のつけ麺を頼み、いざ一口。当時の具体的な感想は覚えていないが、とにかく美味しかった。麺、スープ、具材、どれを取っても当時の俺には衝撃的な美味しさであった。

2回目は高校生の時。そう、友一やりょうがと仲を深めた高校生の時。バイクの免許を取り、遠くへ出かけることが多くなった。家からバイクで1時間ほどかけてそのラーメン屋へ。11月下旬くらいだったかな。冷めた体に熱いラーメンは美味かった。俺だけでなく、友一とりょうがも感動していた。

 

それ以降他のメンバーともよく行っている。もちろん今もだ。月1くらいのペースで通っている。馬鹿の一つ覚えみたいに通っている。なんなら、ラーメンはその店以外で食べていないほど通っている。

 

そして最近、ジョンとそこへ行った。食券を購入し、席へ着いたときに冊子を見つける。

 

新メニューの情報である。俺はすぐにそのメニューの写真をりょうがへ送る。

 

耕平「おい見てくれ!」

 

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りょうが「これは・・・!!!」

 

すぐに予定を経て、2週間後に行くことになった。ジョンも誘ったが、予定があると言われりょうがと2人で向かう。

 

当日、車でラーメン屋に向かう。

 

耕平「そういやさ、ここからだと割と遠いよね」

 

俺の地元からラーメン屋まで車で1時間ほどである。今、俺が住んでいるところから地元までがおよそ1時間。単純計算で2時間近くかかる。

 

りょうが「そりゃお前の地元通過する経路だとな」

 

耕平「他の道あるの?」

 

りょうが「あるさ!そっち使えば1時間ちょいで着くぜ」

 

りょうが曰く、他の経路で向かい、バイパスに乗って行くらしい。さすが車好きなだけあって道に詳しい。

時刻は11時。昼時は混んでるかもしれないな、なんて思っていると、警察が交通整備をしている。側道に入れと指示をしているようだ。

 

りょうが「おいまじかよ!通行止めかよ!」

 

まったくもってついてない男たちである。

 

耕平「・・・こっちの道だとどれくらいかかるの?」

 

りょうが「まず道わからん」

 

耕平「ナビは、壊れてるんだっけ」

 

GPSが壊れているようで、ナビはまだりょうがの家を指している。仕方がないので、横で俺がナビをする。

 

りょうが「なんかほんと、こういうの多いよな俺ら」

 

耕平「そうだな」

 

語りだしたらきりがない。宇都宮へ焼きそばを食べに行った際も、選んだ店が3連続で定休日だったり。愛知へ行った時もそうだ。軽い気持ちで人気店へ行ったら5時間待ちというわけのわからない待ち時間を言い下された。

 

りょうが「でも、」

 

耕平「なんだ」

 

りょうが「行き着くところはいつも失敗してない」

 

耕平「まぁ、確かにそうかも」

 

たらい回しにされ、行き着くお店はいつも良い店。言われてみればそうかもしれない。富士宮へ行った時も4件目は店内も綺麗で、メニューも豊富。味も文句なし。愛知へ行った時も、適当に店を選んだが、待ち時間の話をしたら、店主に山ほどサービスをしてもらった。

 

耕平「つまり、新メニューの味も正解ってことか」

 

りょうが「そういうことだ!」

 

定休日や待ち時間、交通止めと行った試練を超え、その試練に見合った、あるいはそれ以上のもの手に入れてきた。空腹を我慢し、黙々と進む。

 

およそ2時間かけ、無事に到着。

 

りょうが「腹減りまくりだわ!」

 

耕平「特盛やな」

 

昼過ぎという、混んでいない絶妙な時間帯に到着。駐車場に車を止め、入口へ向かう。2人とも、メニューはすでに決まっている。そして2人とも、薄々気づいていた。

 

りょうが「混んでなさそうだな!駐車場見てみ!?車1台も止まってねーよ!?」

 

耕平「ほんとだ!ラッキーだな!こんな状況見たことないぜ!」

 

耕平りょうが「・・・やっぱ定休日だね!!」