僕らの現実非日常?

誰かこのロマンティックを止めてくれ

暑い夏に熱を注ぐ男たち。略して暑夏熱(ばか)

暑い暑い夏。太陽の日差しが強い夏。今年もとっても熱い熱い夏だな。

 

りょうがから結婚式の招待状が届いた。せっかくだから俺の才能をふんだんに使って返信してやろう。そうだな、似顔絵でも描くか。

 

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そんなことを考えていると、ちょうどりょうがからグループラインへ、招待状は届いたかとラインが来た。

 

友一「届きました!」

 

池田「届いたぞ」

 

耕平「おう」

 

りょうが「そうか良かった!わからないことあったら何でも聞いてくれ」

 

そう言われ、招待状に目を通す。何回か結婚式は行っているし、ネットで調べればいくらでも参考になるものは出てくる。だから特にわからないことはない。招待状の返信用はがきには、

 

名前

住所

電話番号

メッセージ

お体に合わない食材などがございましたらご遠慮なくご記入ください

 

という5つの項目がある。

 

もちろん俺だけではない。みんなわからなことは調べればいい。りょうがに聞くよりも正しい方法だと俺は思う。しかしそこは俺たち、いや彼たち。

 

池田「1番下のところよ、ネギは食えないって書いたほうが良いか?」

 

始まった。招待状が届いた時点で、もうこのくだりは避けて通れない。つまり必ず通る道。俺はそれは必通道(ひっつうどう)と名付けることにした。

 

友一「それはただの好き嫌いでしょ?そこはあくまで、アレルギー関係で食べれないものを書くだけで、好き嫌いを書く場所ではない!」

 

耕平「!?」

 

りょうが「えぇ!?」

 

まさか友一からこのような言葉が出てくるとは。普段からの言動からは考えられない発言が飛び出す。必通道の障害物だ。

 

池田「お、おう。そうだな」

 

友一「いい?ふざけたい気持ちはわかる。でもね、結婚式って2人にとっては特別なものなんだよ。だからさ、俺たちもそれに倣おうよ」

 

耕平「・・・友一の言うとおりだな。別の場所でふざければいい」

 

池田「いや俺そんなつもりで言ったんじゃないけど」

 

耕平「・・・わかってる」

 

友一「頼むから、恥晒すのだけは勘弁してね!」

 

池田「なんか殺したくね?」

 

耕平「わかる」

 

りょうが「わかる」

 

空気が読めないだけなのか、あるいは根っからの仲間思いなのか、どちらにしても普段見ないウザキャラで場を沈める。

 

耕平「じゃあ、俺からも1ついいか?」

 

りょうが「おう、なんでも聞いてくれ」

 

 

耕平「レバー食べれませんって書いたほうが良い?」

 

友一「だからそれは好き嫌いでしょ!?好き嫌いしちゃだめって言ってるでしょ!?」

 

耕平「お前は俺のママか」

 

友一「違うよパパだよ!」

 

耕平「ちげーだろ!男だからツッコむならパパでしょ!?だろ。お前俺より誕生日遅いだろうが」

 

池田「そこかよ。基準誕生日かよ」

 

友一「まったくもう・・・心配だよ本当に!!」

 

俺から言わせてもらえば、この友一という男が1番心配だった。下手したらりょうがの結婚式なのに、友一が主役になる可能性もゼロではないほどに強い個性を持つ。りょうがからも、友一は任せたぞと、念を押されている。

 

だが、その友一が今1番りょうがの結婚式へ熱を注いでいる。それも主役はりょうがだとわかっている様子。良い意味で1番熱を注いでいる。

 

りょうが「まぁ、ネギもレバーももし出てきたらうまいことやってくれw」

 

池田耕平「はい」

 

もしかしたら、俺たちの方のがよっぽど駄目だったのかもしれない。たまには友一を見習って真面目に、そして熱を注いでやるか。

 

りょうが「もういいか?」

 

友一「あのさ」

 

りょうが「なんだ?」

 

 

友一「料理って、大盛り無料?」

 

池田「はぁぁん!?」